「マツダ 787B」は1991年のルマン24時間耐久レースで、日本車として、またロータリーエンジン搭載車として初めて悲願の初優勝を成し遂げたクルマだ。日本メーカーとして唯一の総合優勝で、この記録は2015年現在でも破られていない。
またこの年を最後にロータリーエンジンはルマン24時間で仕様禁止になる為、あしかけ18年に及ぶマツダのルマン挑戦の最後のチャンスだった。
787Bはルマン用に専用設計されたシャシーに4ローター・ロータリーR26Bエンジンを搭載し、自然吸気ながら最大出力は700馬力を発生させるモンスター。トランスミッションは、ポルシェ・962Cの5速MT(Hパターン)を上下逆に装着。
優勝から20年の伏し目でこのクルマを運転するのは、当時787Bをドライブしたイギリス人ドライバーの「ジョニーハーバート」1989年から2000年までF1で活躍していた事もある。
ジョニー・ハーバートはこの日のために体を鍛えて減量したのだという。例え数週のデモ走行だとしても、クルマを全開で走らせるのには準備が必要なのだ。
それではマツダの最高傑作エンジンを搭載するロータリーサウンドをお楽しみ頂きたい。
別視点
戦闘機が突っ込んでくるようだw
2012年に鈴鹿サーキットでデモ走行もやっている。
いやー良い音ww
2.4L V8時代のF1と同等かそれ以上な爆音ですなコレは。
よく見るとシフトポジションが右ハンドルにも関わらず右側にあるんですねぇ。フォーミュラカーみたいな設置スタイル?
表彰台に立っているのは彼が1991年当時、優勝したにもかかわらず、脱水症状が酷くて表彰台には立つ事が出来なかったからなのだとか。ル・マン主催者側も粋な計らいしますねw