1937年〜1971年まで活躍したC56-99号機。
引退後は鹿児島県霧島市にある霧島ユースホステル敷地内に保存されていたが、同館閉鎖後は20数年間放置状態だった為、見るも無惨な姿に….
同型機や兄弟機が日本全国で静態保存されて活躍しているなか、人々から忘れられ朽ち果てて行く蒸気機関車がある….と思うととても寂しい気持ちになります。
錆だらけになっても、機関車は動きたいと言っているようにさえ思える。
ところが2010年。市の払下入札が行われ、鹿児島県日置市にあるリサイクル業者、丸山喜之助商店さんが落札し、業者の所有地がある鹿児島県の薩摩川内市に移転の上、整備、保存されている。
生まれ変わったC5699。
海・太陽・月・森をイメージした色と未来への懸け橋「虹」をテーマに、カラフルで世界に一台だけのSLとして復活した。
ソース:ドリームエコランド
以下ネットのコメント
Lena67437
銀河鉄道物語「忘れられた時の惑星」の999号のように 錆びて…崩れ去ってしまうの・・・? かつて・・人を乗せ・・・ 想いを運び、夢を運び、歴史を運ぶ・・・ なのに忘れ去られる。 新幹線は早い。安全。 最高だ。 でも・・・ 全て最新のものがいいってわけじゃない。 それはほかの家電製品や、車、路面電車、とか 他の物にも言えると思う。 古き良き時代…ってすごいと私は感じた。 長文失礼しました。
pa60028
荒廃した機関車にも美しさがあると、初めて気づきました。
群馬県民の鉄道ヲタク
D51498や、C6120、C57180、C571、C56160などが、静態から復活して、今でも元気にお客さんを乗せて、線路の上を走っている。そんな輝かしい機関車の真逆で、このように存在を忘れられた機関車が居る・・・・このC56も、かつては本線上を走っていたのですよね・・・
AkabusTraffic3
圧力計の針が6と8の間で止まってる・・・。 機関車も動きたいのかなぁ・・・・。
kokuzokufunsai
なぜこんな姿に… しかし、整備保存されるという事で本当に良かったです。 日本の動乱期を生き抜き、日本復興に尽力した蒸気機関車が、こんな姿で放置されてるのは本当に心が痛みます。
全ての機関車を残すなんて事は夢物語だという事は判ります。ただ、こうして人々から忘れ去られ、野ざらしの状態で朽ち果てて行くのなら、せめて解体処理して欲しいものですね。(もちろん、それにも大きな費用が必要になるのが現状ですが…)