日本以上に車社会であるアメリカとカナダ。驚いた事にスタッドレスタイヤを装着する習慣があまりないのだとか!?
完全に路面凍結(アイスバーン)状態の一般道をスタッドレスタイヤを使わずに走るって、なんて危険な…w
アメリカやカナダの現地状況
アメリカ在住の方々や、旅行に行った方達の意見をまとめてみると、冬場にスタッドレスタイヤを履いたクルマを全く見かけないとのこと。
ミシガン州等では、日本の東北や北海道並に雪が降り、気温もマイナス20度ぐらいになるのに、何故かスタッドレスタイヤを履かないようです。
現地のアメリカ人に聞くと「コルベットみたいな後輪駆動のスポーツカーでも無い限り、スタッドレスはいらないよ。グリップは確かによくなるけど、ちょっとアクセルやブレーキをラフに踏めるという理由で何万円も出してスタッドレスタイヤを買う必要はないよ。」と語っているみたい。
何故アメリカではスタッドレスタイヤを付けない?
-20℃なんて当たり前な世界で、そもそも何故スタッドレスタイヤを装着しないのか。一言で行ってしまえば
タイヤ交換がめんどくさいから。
Everything OK!!なアメリカ人だもん(嘘
すみません…冗談です。
なんでもアメリカやカナダでは基本的にオールシーズン対応タイヤが普及しているのだとか。
多くの車両がスタッドレスタイヤで走行すると、道路が直ぐに傷んで大変な事になるので禁止されている?なんて話もあるようですが、ちゃんとタイヤ屋さんいけばスタッドレスタイヤは販売しているようです。ただ装着率が異常に低いのは事実なようですね。
そもそもオールシーズン対応なので、普段よりスピードを緩めて走行してしまえば良いじゃん?という考えのようです。
日本とアメリカ、カナダでは雪質が違う
あまり気付きにくいポイントかもしれませんが、日本と北米、カナダでは雪質が異なります。
日本の雪は水分を多く含んでおり、車が走行してしまうと、すぐベチャベチャな状態になってしまい、スリップ事故が発生しやすい。それと比べてあちらはいわゆるパウダースノー。水分が少ないパサパサの雪。だからオールシーズンタイヤでも速度を落として走ればそれなりに走れてしまうのだとか。
日本では雪国ではない地域の場合、たかだか数センチの雪が降るだけでチェーン規制になったり、道路封鎖が行われてしまいますが、ある意味安全性を第一に考える国民性の現れなのかもしれませんね。