デザインが中々イケてるじゃないと好評なスズキ新型アルトが発表された。
女性ウケの良さそうなデザインから、若干コワモテの顔になって男性ウケも良くなることだろう。
MTの設定も残っており、こちらは84万7800円から。
200万の大台に乗る様な軽自動車も出て来ている中で、この値段は非常に立派。
中でも気になる設定は5速AGSを採用しているモデルだろう。
そもそもAGSって何だ?と思う方も多いと思うので、
詳しく機構を説明している映像を発見したのでご紹介する。
丸まったデザインから角張ったエッジの効いたデザインで好感が持てる新型アルト
クルマ好きならMT!と言いたい所かもしれないが、家庭の事情だったり、普段乗りで何時もMTに乗るのはちょっと・・・という方も多いだろう。
MTが絶滅寸前なこの時代に選択肢を残してくれたスズキは賞賛に値する。
が、しかし今気になるのは新型トランスミッションの5速AGS。
一言で言ってしまえば、クラッチ操作が不要なミッション車だ。
クラッチ操作せずにどうやって変速すんねん!と思うかもしれないが、
そこはもう21世紀。
ソレノイドや様々なピストンを搭載した「インテリジェント、シフトコントロールアクチュエータ」を搭載したユニットでクラッチ操作を自動でやってくれる。
詳しい機構はビデオで確認してみよう。
シングルクラッチMTといえば、
フォルクスワーゲンのUP、スマート フォーツー、ルノー トゥインゴ、プジョー208なんかにも採用されている機構である。
機構がマニュアルトランスミッションと一緒で、
アクチュエータを載っけるだけなので非常に安価に作る事が出来るのが利点。
ただ、やはり変速時に少しアクセルを抜いてやらないと若干のもたつき(首カックン)しちゃうようです。
これはシングルクラッチタイプでは仕方の無い事かもしれません。
マニュアル車を無理矢理自動化してるようなもんなので。
CVTやオートマの運転になれてしまったドライバーにとって新型AGSは少し取っ付きにくいトランスミッションかもしれない。
しかしながら、クラッチ不要でマニュアル車っぽく乗りたいというドライバーには持ってこいの選択肢だろう。
シーケンシャルモードでは、新型ポルシェ911 GT3のように奥に倒してシフトダウン、手前に倒してシフトアップというGTカーのような機構を採用しているので、取っ付き易い操作だと言える。
ちなみにこのAGSは、インド市場で大半のシェアを持っているスズキが、多くの車種に採用しており、十分な耐久性も保証されているからこそ、日本での搭載に踏み切ったとも言えるだろう。
ロボタイズドMTが軽自動車で乗れる時代が来るなんて、
なかなかどうして良い時代になったものだ(笑