新生マクラーレンホンダに搭載される、最新のエンジンレイアウトをF1公式サイトが解説した。
マクラーレンホンダはプレシーズンンテストにおいて、メカニカル問題が多発したために、予定されたプログラムをこなせず、多くの時間をトラックではなくガレージで過ごす事になってしまった。
しかしながら、新たなエンジンパートナーであるホンダが、この問題を早期解決出来れば、ライバルにとって大きな驚異になるかもしれない。
マクラーレンホンダMP4-30の中に収まっている秘密を見ていこう。
ホンダがマクラーレンとパートナーシップを結んで、F1にカムバックしてくるまでに、新型パワーユニット「RA615H」のエンジンレイアウトをどのような配置にするのか多くの憶測が広がっていた。
噂ではホンダは、青色のコンプレッサーと赤色のターボをエンジンの両端に、MGU-Hをコンプレッサー直後に配置したパワーユニットで、圧倒的な強さを見せつけたメルセデスのエンジンレイアウトを採用するものと思われていた。
このメルセデスパワーユニットの大きな特徴は、ルノーとフェラーリが採用した、コンプレッサーとターボ、MGU-Hをエンジン後方に配置したレイアウトとは全く真逆の考えで、パワーユニットの冷却効率を上げて、全体的な効率を底上げするものだった。
しかしホンダはライバルマニュファクチャー3社とは全く異なるエンジンレイアウトを選択した。
MGU-H(排気が持つ熱エネルギーを電気エネルギーに変換する装置)を、コンプレッサーとターボの間に納めて、エンジン後方にセット、MGU-K(減速時に運動エネルギーを電気エネルギーに変換する装置、追加ブースト160PS)をエンジン前方に配置している。
このユニークなソリューションがマクラーレンの切り札となるか、それとも失敗作の邪魔者になってしまうかは、今後のレースで明らかになるだろう。
メルセデスのソリューションを真似せずに、独自の解釈でF1に挑むホンダはやっぱりチャレンジャーだなぁ…w コンパクトにまとめすぎてて、初期トラブル連発してまともに走れないのは仕方ないかな..? 昨年のルノーの状態から比べたらまだ悲観的になる必要はないはず。