フォルクスワーゲンのクルマに採用されている、デュアルクラッチトランスミッション, DSG。素晴らしい技術ではあるのだが、如何せん世界中で故障が多発。特に乾式である7速DSGの故障事例が多い。実際に中国では38万台、日本でも10万台のリコールに発展している。
各地で起こっている事例を見てみよう。
新型ゴルフ7 GTIとポロGTI ガチンコ勝負! ジムカーナでどちらが綺麗にVWマークを描けるか?実燃費の違いはどれくらい?
7速DSGのかなり重傷な事例。動く度にガタガタ震えてる… ジャダーとか言ってる場合じゃない。メーターから察するにアウディTTか..?
シフトセレクターをDに入れても、無駄に空転して発進出来ない事例。これは自走出来ないので、レッカー移動 or 牽引するしか救助方法が無い。
高速走行中に突然クラッチが滑って、走行不能に陥る例。
片方のクラッチが繋がらず、2,4,6,Rギアが入らなくなってしまった事例。
アウディS4のSトロニックでもエラー表示。
33609マイルだから凡そ54000kmの走行でDSGのエラーメッセージでちゃうのは、高いクルマだけあって精神衛生上良くないなぁ….
いずれも7速DSGの故障事例でした。
いくらフォルクスワーゲンといえども、そんなに安い買い物ではないです。仮にも外車であり、一般基準で見たら高いはずなので..
燃費が良かったり、トルコンやCVTと違ってMT車のようにダイレクトなフィーリングを楽しめる点は素晴らしい技術。ただ、ちょっと故障多すぎ….?
新型のゴルフ7にも7速DSG搭載されてますが、流石に多くのトラブルを受けて何かしら対策してるはず。というかそう願いたい。
VWマレーシアの発表によれば、既にDSG問題は解決済みだとのこと。DSGを制御するメカトロニクスユニットを新品交換し、DSGオイルも新しいものを使用しているようだ。
ソース:paultan.org
日本の事例を見ると、メカトロユニット交換だけでは、ジャダー問題が治らなかったりと、100%安心だとは言い切れない状況。素晴らしい技術だけに、品質問題さえクリア出来ればもっと売り上げが伸びるかもしれませんね。