フォルクスワーゲンジャパンが、公式スペシャルサイトで、ゴルフ7GTIと新型ポロGTIをガチンコ勝負させている映像を公開している。
ゴルフとポロは、どちらも世界的に見て、フォルクスワーゲングループの主力車種だけに、どのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。
今回の企画は速さだけではなく、様々な切り口で比較されている点が面白い。
ゴルフとポロとは、5ドアハッチバックの兄弟車で、兄貴分のゴルフの方がボディ、排気量共に大きくなっている。しかし、パワーウエイトレシオで比較してみると、ゴルフGTIが6.32kg/psに対してポロGTIは6.46kg/psだから、かなりの僅差となっている。スペック上ではどちらが上だと言い切るのは難しい。
フロントグリルからヘッドライトにかけて伸びた赤いラインが印象的なゴルフ7GTI。2.0Lターボで最高出力220PSを発生させる。トランスミッションは湿式の6速DSGで、ポロより1段少ない。
1.4ツインチャージャーから1.8Lターボに変更された新型ポロGTI。最高出力192PSを乾式7速DSGで操れる。
2台をクローズドコースに持込んでジムカーナをさせてみる。はたして速く駆け抜けれるのはどちらだろう?
ちょwwwwwおまwww
ジムカーナならぬ、字ムカーナと来たかぁ(笑 これならスピード云々よりドラテクとかクルマの最小回転半径が重要になってきますね。
カタログ上ではパフォーマンスにそれほど大きな違いが見られない2台だが、やはり気にしてしまうのは燃費だろう。お財布にダイレクトに来るだけにココは気になる所。
2台の燃料消費率はJC08モードで1.3km/lの違い。排気量とボディが小さい分、ポロGTIが有利な感じであるが、実燃費となると面白そうな対決になりそう。
2台の燃費対決は、首都東京を起点に神奈川県藤沢エリア周辺までの全長55km。実際の利用を想定して一般道、高速道路、自動車専用道を通る道のりだ。
道路状況やドライビングスタイルによって燃費は変わって来るだけに、どのような結果になるだろうか。
んーどちらも誤差範囲ですね。カタログ値に対する燃費達成率の高さはドイツ車ならではでしょうか。国産車のようにカタログ上では低燃費を記録しておきながら、実燃費が10km/l以上も違ってガッカリするなんて事はよくあるので… VW乗ってるとその辺のガッカリ感はそこまで大きくないだろう。
2つのテストは非常に興味深い結果だったが、ポロに搭載されている7速DSGは2速のジャダー問題や、発進不能になったりと、世界的に見てもリコール件数が多かった背景がある為、若干の不安要素が残る。
チューニング前提なら湿式6速DSGを搭載するゴルフGTIが個人的には良いなぁ。コンピュータチューニングとか、馬力を上げても許容トルクが大きく、そこまでトランスミッションに対して神経質になる必要がなさそうだから。あとカッコイイ(笑
使いかっての良さや、価格面、そして維持費で見たらポロGTIは捨て難い。どちらも魅力的なクルマである事は変わりないので、購入する際は予算と相談しながら決めると良いだろう。