初めての新車で買った愛車というのは、
クルマ好きにとってはとりわけ特別な存在だろう。
それも自分で稼いだお金で購入となれば、
忘れられない思い出になるに違いない。
今回は初めて新車で手に入れた愛車、
2代目ホンダ CR-Xを27年間も所有し続ける男性の映像を紹介する。
米国カリフォルニア在住のクリストファー・ホフマンさんのホンダ車との最初の出会いは、14歳の時に彼の母親が77年式ホンダ シビックワゴンを購入した時。
当時はローカルのホンダオーナーズクラブなんかにも参加したそうだ。
それから10年後。彼が24歳の時、ボロボロのフォルクスワーゲンシロッコに乗っていたのだが、どうにも信頼性に乏しく、母が乗っていた全く壊れないホンダ車に戻る事を決意。
ついに人生初めての新車 1987年式 ホンダ シビック CR-X Si(海外名称)を購入した。
それからというもの、彼はCR-Xの虜になり、2014年の現在に至までの27年間このクルマを所有し続けている。購入から27年という長い歳月にも関わらず、重大な故障は一度もなく、修理した箇所は片手で数えられる程だという。
具体的には僅かにスターターモーターとバルブを2個、エンジンの燃料インジェクションO-Ringを交換しただけ。
CR-Xの880kgしか無いボディの軽量さ、5速MTのショートシフト、それに加えて1.5L D15B型 直4エンジンから発生するサウンドが刺激的!
たったの91馬力しかないエンジンでも880kgの車重には十分なパワーで、クリストファーさんを何時も笑顔にしている。
日本から遠く離れた米国で愛され続けるCR-Xはとても嬉しそう。
チューニングされたCR-Xより、こうして27年間もの長い年月をノーマル状態で大事に乗り続けているのは彼の愛情を感じられる。
こういうフツーのエンジンが乗っかっててハッチバック、荷物も沢山乗って、それでいてMTを操るのって最高にクールだと思います。